2005年から書き始めたブログの別館。本編の再掲載と新しい記事を随時アップしています。
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PC、スマホやAV機器などなど、
基本的にウチのカミサンは機械音痴。
日常、操作方法が不明になって行き詰ると私に助けを求めてくる。
ただ、すぐに忘れてしまうのか、
以前に教えた同じことを繰り返す場面も多い。
そんな時は流石にこちらも面倒臭くなって、
「いい加減に覚えろよ」と強い言葉や態度に出ることもある。
逆に私は家事に疎い。
疎いというよりは真剣に向き合っていない。
申し訳なく、いけないことだとは思っているのだが
カミサンに任せっぱなしです。
よって、
機械操作は ワタシ>カミサン
家事全般は カミサン>ワタシ
ということになりますが、一般的に対人関係においては
得てして声の大きいヤツが主導権を取りやすいもの。
上から目線で常に偉そうにしているのはワタシです。
よって、セオリー通り(笑)、
総合的には、 ワタシ>カミサン
という家庭内の主従関係が成立している。
そして、これはどういう状況を生むか?
切っ掛けがあったら私に大打撃を加えたいという、
カミサンの復讐心を膨らませることに繋がる。
特に私の最大のウイークポイントであるキッチン周りで
それが顕著である。
昨日、カミサンに包丁砥ぎを頼まれた。
料理の手伝いをするワケではない。
ただの包丁砥ぎです。
そして、使うのは砥石ではなくセラミックのシャープナー。
“砥ぐ”という言葉を使うのもおこがましいほどである。
が、
カミサンはこれに勝機を見い出したのか、
「何にも知らないアナタに一から教えてあげるわよ」とばかりに
その使用方法を私に説明し始めた。
繰り返すが、全くもって単純な、
猿にでもできそうな包丁砥ぎの説明である。
いいかしら、包丁をこの溝に入れて10回引いてね。
10回よ。分かった? この溝よ。10回よ。
確かに私はキッチン周りにおいて無能者ではあるが、
さすがにこれは・・・。
しかも、過去に何度か使ったこともある(笑)
普段やりこめられている反動なのだろう。
私を操ってみたいという思いが募れば募るほど
その意思に反して探し出すネタのサイズは小さくなり、
更に、千載一遇の機会は大事に使いたいというキモチから
そのネタが異様に誇大化するという超コントラストの悪循環(笑)
あぁ、分かってるよ。
そう言って包丁を手に取った。
これから私が行おうとしているのは相方の指示通り
(というか機器の説明書どおり・笑)
包丁を前後に10回往復するだけの作業なのである。
が、
何故かカミサンはその場を離れない。
私は気にせず包丁を砥ぎ始めたが、その動きと同時に
カミサンの声が背中越しに聞こえてきた。
イィ~~チ・・・
ニィ~~イ・・・
驚いたことにカミサンは私の動きに合わせてカウントを始めた(笑)
サァ~~ン・・・
信用できないと思ったか、はたまた上から目線で指導したかったのか?
どちらかは分からないが、とにかく数を数えている。
シィ~~イ・・・。そう、そう、それでいいのよ。
しかもご丁寧に評価付きである(笑)
ここで私の “いじりセンサー” が瞬間的に惹起した。
こみあげてくる笑いを必死にこらえながら
動きのリズムを変えてみたのである。
ゴォ~ォッ?ォ?ォ?ォ
引き方が早いってば!
そして、
ロォ~ ォ~ ォ~ ォ~ク、ク、ク・・・。
それじゃ遅いよ!!
結局、私の管理下に入ったことに気付くこともなく
10まできっちり数え終わったカミサンは
たいそう満足げな表情を見せていた。
勝利のテンカウント。
おめでとう! いや、おめでたい!(笑)
基本的にウチのカミサンは機械音痴。
日常、操作方法が不明になって行き詰ると私に助けを求めてくる。
ただ、すぐに忘れてしまうのか、
以前に教えた同じことを繰り返す場面も多い。
そんな時は流石にこちらも面倒臭くなって、
「いい加減に覚えろよ」と強い言葉や態度に出ることもある。
逆に私は家事に疎い。
疎いというよりは真剣に向き合っていない。
申し訳なく、いけないことだとは思っているのだが
カミサンに任せっぱなしです。
よって、
機械操作は ワタシ>カミサン
家事全般は カミサン>ワタシ
ということになりますが、一般的に対人関係においては
得てして声の大きいヤツが主導権を取りやすいもの。
上から目線で常に偉そうにしているのはワタシです。
よって、セオリー通り(笑)、
総合的には、 ワタシ>カミサン
という家庭内の主従関係が成立している。
そして、これはどういう状況を生むか?
切っ掛けがあったら私に大打撃を加えたいという、
カミサンの復讐心を膨らませることに繋がる。
特に私の最大のウイークポイントであるキッチン周りで
それが顕著である。
昨日、カミサンに包丁砥ぎを頼まれた。
料理の手伝いをするワケではない。
ただの包丁砥ぎです。
そして、使うのは砥石ではなくセラミックのシャープナー。
“砥ぐ”という言葉を使うのもおこがましいほどである。
が、
カミサンはこれに勝機を見い出したのか、
「何にも知らないアナタに一から教えてあげるわよ」とばかりに
その使用方法を私に説明し始めた。
繰り返すが、全くもって単純な、
猿にでもできそうな包丁砥ぎの説明である。
いいかしら、包丁をこの溝に入れて10回引いてね。
10回よ。分かった? この溝よ。10回よ。
確かに私はキッチン周りにおいて無能者ではあるが、
さすがにこれは・・・。
しかも、過去に何度か使ったこともある(笑)
普段やりこめられている反動なのだろう。
私を操ってみたいという思いが募れば募るほど
その意思に反して探し出すネタのサイズは小さくなり、
更に、千載一遇の機会は大事に使いたいというキモチから
そのネタが異様に誇大化するという超コントラストの悪循環(笑)
あぁ、分かってるよ。
そう言って包丁を手に取った。
これから私が行おうとしているのは相方の指示通り
(というか機器の説明書どおり・笑)
包丁を前後に10回往復するだけの作業なのである。
が、
何故かカミサンはその場を離れない。
私は気にせず包丁を砥ぎ始めたが、その動きと同時に
カミサンの声が背中越しに聞こえてきた。
イィ~~チ・・・
ニィ~~イ・・・
驚いたことにカミサンは私の動きに合わせてカウントを始めた(笑)
サァ~~ン・・・
信用できないと思ったか、はたまた上から目線で指導したかったのか?
どちらかは分からないが、とにかく数を数えている。
シィ~~イ・・・。そう、そう、それでいいのよ。
しかもご丁寧に評価付きである(笑)
ここで私の “いじりセンサー” が瞬間的に惹起した。
こみあげてくる笑いを必死にこらえながら
動きのリズムを変えてみたのである。
ゴォ~ォッ?ォ?ォ?ォ
引き方が早いってば!
そして、
ロォ~ ォ~ ォ~ ォ~ク、ク、ク・・・。
それじゃ遅いよ!!
結局、私の管理下に入ったことに気付くこともなく
10まできっちり数え終わったカミサンは
たいそう満足げな表情を見せていた。
勝利のテンカウント。
おめでとう! いや、おめでたい!(笑)
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調理器具を出し入れする音が急に止まった。
そこには夕食の支度をしているカミサンがいる。
・
飲み物が欲しくてキッチンに近づくと、
その瞬間、不意に現れた私の視線を遮断するようにカミサンが背を向けた。
その瞬間、不意に現れた私の視線を遮断するようにカミサンが背を向けた。
私からはちょっと慌てた感じの様子に見えたが、
特に気にすることもなくコップに飲み物を注ぎ、
ペットボトルを冷蔵庫に戻す。
ペットボトルを冷蔵庫に戻す。
この間(かん)、カミサンは背を向けたままずっと寡黙である。
ヘンに静かだなぁと思い、カミサンを後ろから見やると
顔は覗けないもののアゴが小さく動き、
頬が微かに膨らんだり縮んだりしているのが分かった。
頬が微かに膨らんだり縮んだりしているのが分かった。
それは、「あぁ、何か口の中に入ってるんだな」ぐらいの
私には全く気にもならない程度のことだったのです。
キッチンを離れ、ソファに座ってテレビを見ていると
キッチンを離れ、ソファに座ってテレビを見ていると
カミサンがソロソロと近づいてきて私の隣に座った。
今日は疲れちゃった
最近、彼女の職場ではこまごまとしたアクシデントが続いており、
それは日常の会話の中で私も認識している。
また、何かあったんだ?
そうなのよ。それで疲れちゃって
普段なら、実際にどんなことがあったのか
ここから詳細な報告が始まるところである。
が、意外にも・・・
身体が疲れてるのかしらね?
と、だけ言い残し、カミサンはキッチンに戻っていった。
隣にわざわざ座った理由が分からない意味不明の行動。
その後、私がパソコンをいじり始めると、
ホント、疲れたぁ
今度はそう呟きながらカミサンが私の後ろを通り過ぎていった。
ここで、カミサンが「疲れた」「今日は疲れた」と
私の周辺に言葉を蒔いていった理由がハッキリした。
つい三週間ほど前、カミサンはダイエット宣言をしている。
ここ数日は、
「やっぱり気をつけると直ぐに数字に出るのよ」
とか、
「ほら、やる気になったらもう1.5キロ落ちたワ」
とか、
「あなたも私を見習って真剣に考えたほうがいいわよ」
などと威勢のいい言葉を私に浴びせていた。
ほう、ほう。
そんな誇るべき真のダイエッターが
自分で固く禁じていたはずの間食を
人目を避けてコソコソと隠れるように食べるはずなどない。
カミサンはそんなふうに見られたくないのだろう。
まず、恥ずかしい場面を目撃されたかどうかを確かめようとして
繰り返し私にすり寄ってきて探りを入れている。
多分、最終的な言い訳までの伏線を張っている最中だ。
私に知られたら厄介なことになる・・・そう認識した上での素振りがアリアリ。
繰り返し私にすり寄ってきて探りを入れている。
多分、最終的な言い訳までの伏線を張っている最中だ。
私に知られたら厄介なことになる・・・そう認識した上での素振りがアリアリ。
小学生並みのこの行動だけでも充分面白い(笑)
・
パソコンを起動してから洗面所に向かい
コンタクトレンズを外して部屋に戻った。
あらためてパソコンに向かうとカミサンが三たび接近し、
私の背中越しに言葉を掛けてくる。
(来た、来た、来た!)
これはイジってあげなければいけません。
イジってあげるのが礼儀です(笑)
疲れるとどうしても甘いものが欲しくなっちゃうよね
そうだね ※PCに向かいながら棒読み一回目
そういう時ってあるでしょ
あ~、あるね ※マウスを動かしながら棒読み二回目
今日はなんかやけに疲れるのよね
あぁ、そうなんだ? ※キーボードを叩きながら棒読み三回目
でも、今日だけなのよ
“今日だけ”って何のこと?
あっ・・・
なんかさっきから俺に話したがってるみたいだけど職場の話?
うぅ~ん、特に・・・
疲れてるみたいだね?
ちょっとね・・・
ダイエットやり過ぎなんじゃないの?
それは大丈夫なんだけど・・・
疲れてるんだったら甘いものでも食べたほうがいいよ
やっぱりそうよね!
俺の経験だと、ガチガチに節制するよりも
たまに好物を食べてストレス溜めないほうがいいんだよ
そうでしょ!!
そうよね!!!
そうなのよ!!!!
間食が正当化されたと思ったのかカミサンは高揚した。
続けて、ここでキッチンでの出来事を一気に話したいと思ったはずだ。
が、
間髪置かず、先に口を開いたのは私のほうだった。
台本通りである(笑)
抹茶もなかのアイスなんか最高に美味しいと思うよ。大好物でしょ?
えっっ・・・
・
・
・
mute
・
・
・
キッチンでカミサンが私に背を向けて口を動かしている時、
破かれた緑色の袋が台の上にチラッと見えていたのです。
アイス隠して袋隠さず。
どんだけ慌ててたんだか(笑)
アイス隠して袋隠さず。
どんだけ慌ててたんだか(笑)
テレビの画面にはトキ(朱鷺)の姿が映っていた。
自然放鳥された佐渡のトキが能登半島に飛来し、
石川県の羽咋市に40年振りに棲みついたという話題。
長年に亘ってトキの保護活動に携わっていた男性が
このニュースの主役のようである。
周辺の自然環境が壊されると再びトキが消えてしまう。
子どもたちにトキに興味を持ってもらい、
自然環境維持の大切さを知ってもらおうということで、
要請があって男性は保育園に招かれます。
シーンの冒頭で保育園の全景が映される。
門柱に掛けられたプレートは、
『とき保育園』
この地では、かつてトキが飛び回っていた。
その名残を含んだ名称なのでしょう。
いい名前です。
テレビをじっと見つめていたカミサンが口を開いた。
『へ~、こんな保育園があるんだぁ!?』
興味津々で身を乗り出してきた。
建物の様子も至って普通の保育園だが、
何か保育士的な気付きがあったのだろうか、
カミサンはやけに感心している。
画面は変わり、
男性が子どもたちにレクチャしている様子が映された。
そして、約20秒後・・・。
拍子抜けした表情のカミサンに気付いた。
『なぁ~んだ・・・』
「えっ! お前、もしかしてトキの保育園だと思ってた?」
『名前が名前なんで、てっきりトキが集まってる保育園だと思ったのよ』
どうやら、カミサンの頭の中では
園服を着たトキが整列していたらしい。
約20秒の貴重な癒しタイム(笑)
自然放鳥された佐渡のトキが能登半島に飛来し、
石川県の羽咋市に40年振りに棲みついたという話題。
長年に亘ってトキの保護活動に携わっていた男性が
このニュースの主役のようである。
周辺の自然環境が壊されると再びトキが消えてしまう。
子どもたちにトキに興味を持ってもらい、
自然環境維持の大切さを知ってもらおうということで、
要請があって男性は保育園に招かれます。
シーンの冒頭で保育園の全景が映される。
門柱に掛けられたプレートは、
『とき保育園』
この地では、かつてトキが飛び回っていた。
その名残を含んだ名称なのでしょう。
いい名前です。
テレビをじっと見つめていたカミサンが口を開いた。
『へ~、こんな保育園があるんだぁ!?』
興味津々で身を乗り出してきた。
建物の様子も至って普通の保育園だが、
何か保育士的な気付きがあったのだろうか、
カミサンはやけに感心している。
画面は変わり、
男性が子どもたちにレクチャしている様子が映された。
そして、約20秒後・・・。
拍子抜けした表情のカミサンに気付いた。
『なぁ~んだ・・・』
「えっ! お前、もしかしてトキの保育園だと思ってた?」
『名前が名前なんで、てっきりトキが集まってる保育園だと思ったのよ』
どうやら、カミサンの頭の中では
園服を着たトキが整列していたらしい。
約20秒の貴重な癒しタイム(笑)
56's profile
HN:
Goro
年齢:
67
性別:
男性
誕生日:
1957/06/07
自己紹介:
東京の下町(深川)で生まれて育ちました。ギター演奏と写真撮影が趣味。神楽坂と北海道が好きです。
56's hobby 【Guitar】
ギタリストの岸部眞明さんの音楽に出会って感化され、46歳の時からギターを弾き始めました。下記のページに録音音源をアップしています。
56’s theater
*******工事中*******
趣味で撮影した写真をBGM付きのスライドショーにしています。