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先日の北海道旅行のお話し。


今回も道東方面をぐるっと周ってきました。

女満別空港・IN 、そのあと東の知床方面に向かい、女満別・OUT。

これがいつものパターンですが、今回は知床に不義理をして南下(笑)

津別町~弟子屈町~阿寒町~鶴居村~釧路湿原~釧路空港・OUTのルート。


北海道は確かに広くて女満別~釧路もそれなりの離れ方ですが、

この二点間、実は大した移動距離ではありません。

だから、いつだって行けていたはずなのに過去30回近くになる北海道行で

阿寒より南側に目的をもって留まったのは一度だけです。

今までは敢えて避けていました。

南に降りて行かなかったのは、偏(ひとえ)に経由のポイント地になる阿寒に

さほど興味を持てなかったのが理由です。

言ってしまえば、単に以前宿泊した時のイメージが宜しくなかったから。



阿寒は団体客の迎え入れを主体に観光設計された温泉街(だと思います)。

売りは「温泉」と「阿寒湖」と「毬藻(まりも)」ですが、

一度味わったらそれ以上を見つけるのが難しい。

自然溢れる広大な北海道に来ているはずなのに人に囲まれてしまう。

だったら行っても面白くないしなぁ・・・。

ずっとそんな感じで捉えていたのです。

ところが目を向けなかった間に事情は少し変わっており、

最近は面白そうなアクティビティがたくさんあることを知りました。

それで旅程に組み入れてみました。



今回楽しんだのは阿寒川のリバーウォークです。

手ごろな価格だったので予約しましたが、これが大当たり。

実に魅力的なアクティビティでした。



ウェーダー(胴長)を装着するということだったので

水の中に入るのは分かっていましたが、

多分水辺の浅いところを歩いて進むぐらいのことなんだろうと

当初は思っていたのです。

ところが実際は大違い。

入水地点までは森の中をかなりアップダウン。

川に入ると結構な流れに足を取られ、水の威力を体感。

場所によっては腰~脇の下ぐらいの深さまで浸かる。

運が良ければ大きなニジマスが目の前に登場することもあるそうな。

森にはヒグマの通過痕跡、川辺では湧水と温泉の湧出、

それと清流ならではの野生ミントの群生などもあり、

道中、全く飽きることがありませんでした。



 
 



湧き出す温泉と川の冷水が程よく混ざった天然温熱シートに腰かけ、

湧水で淹れたコーヒーを頂きましたが、これもまた最高でした。





「この価格は凄くお得ですね」と思わず言ってしまい、

ガイドさんに『じゃ今度値上げします』と返されて大笑いしましたが、

とにかく原生感満載の良い意味で予想を裏切る面白さ。

阿寒川は想像以上に魅力的でした。

秋の紅葉期にはもっと凄い感動を味わえるのは確実。

すでにリピートしたい気持ちになっています。

現政権の戦略的構想に関連して、阿寒町もカジノ誘致の候補地として

話が動いているようですが、こんなに凄い観光資源があるのに

その必要あるのかしらね。







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東京の下町(深川)で生まれて育ちました。ギター演奏と写真撮影が趣味。神楽坂と北海道が好きです。
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ギタリストの岸部眞明さんの音楽に出会って感化され、46歳の時からギターを弾き始めました。下記のページに録音音源をアップしています。

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