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■ことわざ■ 【笑う門には福きたる】
いつも笑い声が聞こえるような仲の良い家庭には
自然と幸福が来ると言うことから、いつも明るく楽しくしている人や
そのような人の集まる場所にはいいことがあると言うこと
・
・
・
何がたいへんって、とにかく野菜の買い物がタイヘンだよね~!
●●なら車で行ってドカっと一週間分まとめ買いができたのにィ。
勝手に閉店しちゃうんだから、もぉッ。
あぁ、イヤになっちゃう。
この白菜ホントに重いのよ全くッ!!
昨日はお互いの帰りの時間が一緒になったので、
連絡を取り合ってカミサンと駅で待ち合わせた。
合流後、買い物をするために駅地下のスーパーに向かった。
ひと通り買い終えてレジを済ませ、商品を袋に詰め始めると、
最後のカゴを持って後からついて来るはずのカミサンの姿が見えない。
あれ?
そう思った瞬間、楽しそうな男性の笑い声が聞こえたので
そちらに顔を向けると、顔を真っ赤にしたカミサンが
私の方に慌てた様子で小走りに近寄ってくるのが見えた。
カミサンは、少し離れた場所でまったく見ず知らずの男性に
冒頭のセリフを吐き続けていたのである(笑)
素晴らしい。
いや、恥ずかしい。
20秒近くもぼやいていたのが、恥ずかしい。
いや、いや、やっぱり素晴らしい。
でも、普通はもっと早く気付くよなぁ(笑)
だが、20秒で気付いて良かったようでもある。
カミサンに聞いたら、何と・・・
“だから笑ってばかりじゃなくて、自分のことくらいちゃんとやりなさいヨ!”
・・・そう続ける寸前で他人であることを自覚したらしい。(ひぇ~!)
「ワタシゃ毎日こんなタイヘンな買い物を続けているんだから、
アナタは自分のことぐらいきちんとしなさいよ」
カミサン的にはそんなところなのだが、
間違えたついでに最後までキッチリ言って欲しかったなぁ。
実に勿体無いことをした(笑)
で、
話題の主の白菜を含め、荷物が多かったので私鉄を使わず
自宅までタクシーで帰ることになった。
車中でどんな会話があったかというと・・・
カ:てっきりアナタだと思ったのよ。
私:いやぁ、いいもの見せてもらったよ。よくやってくれた。
サンキュー! 確か・・・前にもこんな場面あったよなぁ。
カ:財布にお金詰めながら下を向いてたのがいけなかったのよ。
ホントに恥ずかしい。
私:ああいう感じでバカな奴に付き合って笑ってくれる人っていいよね。
俺の理想だよ。
カ:そう、そう。あの人すごく楽しそうに笑ってたのよ。
私:でも、俺があの人と同じ場面に遭ったらもう少し違う反応を
すると思うなぁ。
カ:どうするの?
私:『タイヘンですね。じゃ、その白菜をお持ちしましょうか?』
って言う。それで完璧でしょ。
カ:アッハッハッ!
ってな具合に馬鹿っぽい会話を繰り広げていると、
今度はタクシーの運転手さんが会話に入ってきました。
運:失礼ですけれど、ご夫婦ですか・・・?
私:えぇ、そうですよ。
運:いやぁ、失礼かと思ったんですけれど、とても楽しそうに
話されていたんで、ずっと聞いてしまったんです。
私:お恥ずかしい!
カ:私が知らない人を主人と間違えて話しかけちゃったんです。
運:最初、あまりに楽しそうに話されているんで、
てっきり御友人なのかと思っていたんですよ。
私:そうですか。いや、いや夫婦ですよ。
でも、とにかく楽しかったんで。
運:いいですね、そういうの。
私なんかカミサンとはそんな会話をしたことが無いんですよ。
さっきの奥さんみたいに話しかけられても、
私はそういう風に返せないんですよ。
子供とは良く話すんですけどね。カミサンがいろいろ話し
かけてきても、ぶっきら棒に応えるだけで・・・。
私:そうなんですか。でも、それで通じているってことは
逆に素晴らしいと思うけどなぁ。
運:そんな具合に会話できるのはいいですね。
いやぁ、本当にいいですね。
この頃はカミサンも諦めちゃったみたいで・・・。
やっぱり話してあげた方がいいかなぁ。
でも、もう遅いですね・・・。
カ:まだまだ遅くないですよ。
夫:「お前が言うな!」って~の。
・・・で、最後は三人で “アッハッハッ~ ” です。
イヤなことがあって暫く気持ちが凹んでたけれど、
間抜けなカミサンのおかげで一気に盛り返した。
知らない人に話しかけたカミサンが可笑しかったのは勿論、
見ず知らずのオバサンのボヤキに笑っていた男性、
そしてタクシーの運転手さんからも助けられた感じです。
逆に、
あの男性も楽しかっただろうし、
運転手さんも新しい自分を出せるようになるかもしれないし、
万事メデタシ、メデタシ。
笑う門にはちゃんと福が来るみたいです。(笑)
2005年から書き始めたブログの別館。本編の再掲載と新しい記事を随時アップしています。
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2006年2月2日 本編アップ分からの再掲載です。
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2009年1月12日 本編アップ分からの再掲載です。
---------------------------------------------------------------昨日のこと。
石油ファンヒーターが壊れてしまったので、近所の大型電器店に出向いた。
商品をササッと決めて購入。後はいつもと同じように
夫婦それぞれが別行動となり、売り場をグルグルと巡ります。
・・・と、いったところで、実際に買うモノはありません。
各々が欲しいモノの前に立ち、妄想だけを膨らませます。(笑)
大概、コチラはPC系・AV機器・カメラ周辺、カミサンは
いわゆる白モノ家電のフロアへ向かう。
私はいつものようにカメラなどを見物し、
暫くしてから洗濯機の売り場に向かった。
そこにカミサンがいるはずなのです。
当家の洗濯機は、未だ壊れる素振りを見せていない。
が、かつて何代か前の洗濯機が大晦日の前日に突如壊れ、
大層不便な目にあったことがある。
それ以来、カミサンには “洗濯機は壊れてからじゃ遅い”という意識があり、
常に買い替えのタイミングを計っている。
殊に近頃は、「最近の洗濯機はホントに凄いらしいのよ」と、
興奮気味に発言を繰り返していた。
案の定、カミサンはドラム型の洗濯機とにらめっこをしていた。
※ カ=カミサン
私:どうした? 本気で買うの?
カ:凄いのよ、コレ。
私:何が?
カ:職場の同僚がドラム型を買ったんだけど、
水の量が信じられないくらい少なくて済むらしいのヨ。
私:へぇ。
カ:乾燥も一緒に出来ちゃうし、コレ凄い!
私:じゃ、今のガス乾燥機がいらなくなるってこと?
カ:そうよ。
私:でも、乾燥機を買った時には、確か
「ガスじゃないとフンワリしないからダメ」って言ってなかったっけ?
カ:そんなことどうでもいいのよ。
はぁっ!?
洗濯物の仕上がり具合はもう関係ないようだ。(笑)
既にドラム型の虜(とりこ)になっている様子がアリアリ。
寄っては来ないが、傍らではカミサンから質問が発せられるのを
係員がじっと待ち構えている。
カ:見てよ、これホントに凄いよ。
目の前ではデモ機が動いていた。
槽の中では野球ボール大の黄色とピンクのカラーボール5~6個が
水と一緒にグルグルと廻っている。
カ:凄いよねぇ~。水、あれだけで済むんだァ。凄いッ!!
何か化学的な仕組みがあるのかしら?
化学的な仕組みなど、どこにも無い。あるはずが無い。
水の量はどうみても気休め程度。デモンストレーションだから当然である。
カラーボールがキモチよさそうに水と踊っているだけのこと。
水量だけなら、同じデモ用の食器洗い器の方がよっぽど多い。(笑)
これで洗えるなんて普通の人なら考えないはずだ。
私:ビックリだよ。こんな少ない水で! 最近の洗濯機は優秀なんだねぇ。
カ:でしょう! 言ったとおりでしょう!
私:「こりゃ、凄いッ!」・・・って、
俺も一緒になって興奮してあげたいんだけどさぁ、
お前、何か勘違いしていないか?
カ:何を?
私:もしかして、あの水の量で全部まかなえると思ってない?
カ:????
私:洗濯物の容量以下の水だったら衣類が吸い込んでお終いだよ。
洗えないでしょ。
カ:でも、何か仕掛けがあるんじゃないの?
私:それ、マジで言ってる?
その瞬間、係員が寄ってきた。(ほぉ~ら来ちゃったよ)
係:これはデモなので水を少なくしています。(やっぱ、聞いてたんだ)
実際には、そうですねぇ、槽の7割ぐらいのところまで
入る感じでしょうか?
さすがに客商売だ。優しい。(笑)
『素っとん狂な客だなぁ。この量じゃ到底洗えるはずないだろう』
そう思ったって、客にはストレートに言えない。
私:アハハ、そりゃ、そうですよね。
笑いながらカミサンを引っ張って移動した。
私:正直に言え。
カ:何をよ?
私:ホントにあの水の量で洗えると思っていただろう?
カ:そんなことないわよ。ただ、職場の同僚が『水の量が全然違う』って
しきりに言うし、なるほど、こんな感じなんだって思っただけ。
私:それって、まんまじゃん。(笑)
カ:でも・・・
私:でも・・・じゃなくて、正直に言えって。
カ:うるさいッ!
たとえ水不足になっても、こういう人は大丈夫なんだろうと思う。
会社からの帰り、
最寄のJRの駅でカミサンと待ち合わせて、
もろもろ食材を買うことになった。
もろもろ食材を買うことになった。
同じ品物でも店によって値段が違うので、
安いモノを目指していくつかの店を廻ることになる。
一軒目の買い物を済ませて次に移動。
二軒目は駅の地下、B1フロアにあるスーパーなので
エスカレーターを使って下ります。
エスカレーターを使って下ります。
カミサンが先にステップに乗った後、
自分も続いていこうかというタイミングで
別の男性とバッティングする形になって間が生じた。
瞬間的に「ある予感」が走る。
本能に従い、足の踏み込みを止めて彼に先を譲ってあげた。
本能に従い、足の踏み込みを止めて彼に先を譲ってあげた。
カミサン→男性→私 の順でエスカレーターは下っていきます。
カミサンと男性の位置取り(間隔)、男性の体型、私の体型・・・。
目の前の情報を最後尾から客観的に眺めるうちに
数秒前の「予感」が徐々に「確信」に変わっていく。
B1に向かって下りるまでの僅かな時間、私は、
エスカレーターがフロアに到着した後、
その先何メートルか進んだところで
エスカレーターがフロアに到着した後、
その先何メートルか進んだところで
間違いなく起こるであろう場面を想像していた。
B1フロア到着。
じきに自分に近づいてくるはずの人間と盲信し、
振り返って確認しようともしていないカミサンに男性が追いつき、
暫し横に並んで歩く状況になった。
私は二人から離れないよう、後ろにピッタリとくっつく。
もう直ぐだなぁ・・・と、期待が膨らむ。
男性の体型は私に酷似していた。
私が追いついたと思っているのだろう、
カミサンは右横に並ぶパートナーを全く疑っていない。
カミサンは右横に並ぶパートナーを全く疑っていない。
横を向き、視線を上げずに男性に話しかけ始めた。
OK! カンペキ! 予感どおり!!
『モヤシって優秀だよね。モヤシが家計を助けるのよ。
知ってる? ●●で売ってるモヤシはとにかく安いのよ!』
「あぁ、知ってるよ」
後ろから耳元に顔を寄せて返事をしてあげたところ、
カミサンは、“あんた誰よ?”みたいな表情で振り返り
後ろにいる私の顔を見た。(笑)
ここでやっと自分の状況に気付いた彼女は、間髪置かず、
横に、後ろに、横に、と、首を忙しく動かした後、顔を真っ赤に染めた。
“赤っ恥”
正にこのような場面で使われる言葉なんだろうと思う。
もやし、ベリーナイス!
カミサンが言うとおり安くて優秀だ。
たった19円なのに、こんなシーンでも使える。(笑)
56's profile
HN:
Goro
年齢:
67
性別:
男性
誕生日:
1957/06/07
自己紹介:
東京の下町(深川)で生まれて育ちました。ギター演奏と写真撮影が趣味。神楽坂と北海道が好きです。
56's hobby 【Guitar】
ギタリストの岸部眞明さんの音楽に出会って感化され、46歳の時からギターを弾き始めました。下記のページに録音音源をアップしています。
56’s theater
*******工事中*******
趣味で撮影した写真をBGM付きのスライドショーにしています。