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2005年から書き始めたブログの別館。本編の再掲載と新しい記事を随時アップしています。
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2006年2月2日 本編アップ分からの再掲載です。
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■ことわざ■  【笑う門には福きたる】

いつも笑い声が聞こえるような仲の良い家庭には
自然と幸福が来ると言うことから、いつも明るく楽しくしている人や
そのような人の集まる場所にはいいことがあると言うこと

               ・
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               ・

何がたいへんって、とにかく野菜の買い物がタイヘンだよね~! 
●●なら車で行ってドカっと一週間分まとめ買いができたのにィ。
勝手に閉店しちゃうんだから、もぉッ。
あぁ、イヤになっちゃう。
この白菜ホントに重いのよ全くッ!!



昨日はお互いの帰りの時間が一緒になったので、
連絡を取り合ってカミサンと駅で待ち合わせた。
合流後、買い物をするために駅地下のスーパーに向かった。
ひと通り買い終えてレジを済ませ、商品を袋に詰め始めると、
最後のカゴを持って後からついて来るはずのカミサンの姿が見えない。

あれ?

そう思った瞬間、楽しそうな男性の笑い声が聞こえたので
そちらに顔を向けると、顔を真っ赤にしたカミサンが
私の方に慌てた様子で小走りに近寄ってくるのが見えた。

カミサンは、少し離れた場所でまったく見ず知らずの男性に
冒頭のセリフを吐き続けていたのである(笑)

素晴らしい。
いや、恥ずかしい。
20秒近くもぼやいていたのが、恥ずかしい。
いや、いや、やっぱり素晴らしい。

でも、普通はもっと早く気付くよなぁ(笑) 

だが、20秒で気付いて良かったようでもある。
カミサンに聞いたら、何と・・・

“だから笑ってばかりじゃなくて、自分のことくらいちゃんとやりなさいヨ!”

・・・そう続ける寸前で他人であることを自覚したらしい。(ひぇ~!)

「ワタシゃ毎日こんなタイヘンな買い物を続けているんだから、
アナタは自分のことぐらいきちんとしなさいよ」

カミサン的にはそんなところなのだが、
間違えたついでに最後までキッチリ言って欲しかったなぁ。
実に勿体無いことをした(笑)

で、

話題の主の白菜を含め、荷物が多かったので私鉄を使わず
自宅までタクシーで帰ることになった。


車中でどんな会話があったかというと・・・


カ:てっきりアナタだと思ったのよ。

私:いやぁ、いいもの見せてもらったよ。よくやってくれた。
  サンキュー! 確か・・・前にもこんな場面あったよなぁ。

カ:財布にお金詰めながら下を向いてたのがいけなかったのよ。
  ホントに恥ずかしい。

私:ああいう感じでバカな奴に付き合って笑ってくれる人っていいよね。
  俺の理想だよ。

カ:そう、そう。あの人すごく楽しそうに笑ってたのよ。

私:でも、俺があの人と同じ場面に遭ったらもう少し違う反応を
      すると思うなぁ。

カ:どうするの?

私:『タイヘンですね。じゃ、その白菜をお持ちしましょうか?』
       って言う。それで完璧でしょ。

カ:アッハッハッ!


ってな具合に馬鹿っぽい会話を繰り広げていると、
今度はタクシーの運転手さんが会話に入ってきました。


運:失礼ですけれど、ご夫婦ですか・・・?

私:えぇ、そうですよ。

運:いやぁ、失礼かと思ったんですけれど、とても楽しそうに
  話されていたんで、ずっと聞いてしまったんです。

私:お恥ずかしい!

カ:私が知らない人を主人と間違えて話しかけちゃったんです。

運:最初、あまりに楽しそうに話されているんで、
  てっきり御友人なのかと思っていたんですよ。

私:そうですか。いや、いや夫婦ですよ。
  でも、とにかく楽しかったんで。

運:いいですね、そういうの。
      私なんかカミサンとはそんな会話をしたことが無いんですよ。
      さっきの奥さんみたいに話しかけられても、
  私はそういう風に返せないんですよ。
    子供とは良く話すんですけどね。カミサンがいろいろ話し
      かけてきても、ぶっきら棒に応えるだけで・・・。

私:そうなんですか。でも、それで通じているってことは
  逆に素晴らしいと思うけどなぁ。

運:そんな具合に会話できるのはいいですね。
      いやぁ、本当にいいですね。
      この頃はカミサンも諦めちゃったみたいで・・・。
      やっぱり話してあげた方がいいかなぁ。
      でも、もう遅いですね・・・。

カ:まだまだ遅くないですよ。

夫:「お前が言うな!」って~の。


・・・で、最後は三人で “アッハッハッ~ ” です。


イヤなことがあって暫く気持ちが凹んでたけれど、
間抜けなカミサンのおかげで一気に盛り返した。

知らない人に話しかけたカミサンが可笑しかったのは勿論、
見ず知らずのオバサンのボヤキに笑っていた男性、
そしてタクシーの運転手さんからも助けられた感じです。

逆に、

あの男性も楽しかっただろうし、
運転手さんも新しい自分を出せるようになるかもしれないし、
万事メデタシ、メデタシ。


笑う門にはちゃんと福が来るみたいです。(笑)




 
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1957/06/07
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東京の下町(深川)で生まれて育ちました。ギター演奏と写真撮影が趣味。神楽坂と北海道が好きです。
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ギタリストの岸部眞明さんの音楽に出会って感化され、46歳の時からギターを弾き始めました。下記のページに録音音源をアップしています。

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