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2005年から書き始めたブログの別館。本編の再掲載と新しい記事を随時アップしています。
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機会は極めて少ないが、
昔から(高校の)クラス会とかグループ会とかの
幹事役が好きで、その都度楽しくやらせてもらっている。
今年は高校二年次のクラス会を開催した。
二月に38年ぶりの再会。その後に呑み会も二度企画。
また、高校一年次のクラスの有志の集まりも開いた。
そんな履歴や事実が積み重なった結果なのか、
どうやら高校時代の同級生たちから
私は永年幹事のイメージをもたれている。
そして、それは更に拡張してしまったようで、
一週間ほど前、高二時代の同級生Kから
こんな依頼メールが届いた。

  近くの居酒屋でMさんというご老人と一緒になるが、
  その方の小学校時代の同級生に
  大島寛子さん(仮称)という方がいる。
  どうやら大島さんは私たちと(高校の)同窓ということが分かり、   
  その話をしたら消息を探ってもらえないか?とM翁から頼まれた。
  ご健在であれば85歳、
  おそらく昭和20年前後の卒業生と思われ
  小学校の時は学芸会でねずみの嫁入りを演じたとのこと。
  何かわかったら冥途の土産にさせてあげたい。
  何か情報とれればご一報ください。 


というオファーだった。
幹事役を飛び越し、もはや私は探偵になってしまったようである(笑)
まぁ、頼られるというのは悪いことではない。
早速、同窓会事務局に連絡を入れ、
事情を説明して調査が可能かどうか恐る恐る打診してみた。
何しろ情報の入手を希望している人は卒業生に非ず、
昨今のご時勢では個人情報の不正入手になりかねないのである。
ややこしくなりそうだったので、
貴重な手がかりである「ねずみの嫁入り」には一切触れず(笑)、
ご高齢の方の願いを叶えてあげたいという一点に集中して
熱意をもって事情を説明した。
多分に、二月のクラス会で同窓会年会費の大量徴収に
大きく貢献した実績によるものだとは思うが(笑)、
なんと事務局の方は快く調べてくれるという。
ありがたいことです。

すると翌日、

  昭和21年5月ご卒業(30期)43名の中に
  大島寛子さん(旧姓)がいらっしゃいました。
  同窓会報の送付リストには大島さんも載っており、
  直近の会報も返送されずに無事到着しています。
  ついては●●さん(=私です)なのでご信頼申し上げて
  特別に大島さんの情報をお伝えします

といった内容のメールを頂いた。

まず一つクリア。
とりあえず連絡先はゲットできました。
早速、情報の取り扱いと大島さんへの接触方法に
充分注意する旨を付け添えてM翁に伝えてあげるよう
Kに連絡した。
あとは大島さんがお達者でいてくれれば
二人をめでたく繋げることができるのである。

そして昨日、Kからメールが届いた。
どうやら一旦Kから直接大島さん宅に電話して、
事の経緯と情報入手の事情を説明したらしい。
大島さんご本人とも接触できたとのこと。
これで二つ目もクリアです。

5分程度の電話応答で85歳の大島さんは、

・戦争で小学生の友人とは散りじりになられたこと
・小学校のときの演劇のこと
・担任の先生のお名前
・M翁の絵画が上手だったこと

などをお話されたそうだ。
Kがその内容を伝えたところ、
M翁は涙を流され、何度も何度もお礼を繰り返したとのこと。

良かったなぁ。
85歳という年齢を考えると、
今回は二人を繋げる最後のチャンスだったかもしれないし、
役に立てたことがとにかく嬉しい。
スピンオフで幹事冥利を味わえたような気分。
年末の最後にほっこりいたしました。
これだけで今年は良い年だったと言えそうです(笑)





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ソチオリンピックの代表選考会で結果が得られず、
スピードスケートの岡崎朋美さんが現役引退を表明しました。
涙を見せずに笑顔で競技生活を終えたところが
いかにも岡崎さんらしくて実に清清しい。
2006年のトリノオリンピックでメダルを逃した時、
本編ブログで記事にしたことがあります。

  ※2006年2月21日・記

  トリノオリンピックの女子スピードスケート500M。
  岡崎朋美さん、惜しかったですね。
  0.05秒の差でメダルを逃した訳だけれど、
  これは距離にするとたった65センチぐらいのことらしい。
  残念、残念。

  以前テレビで拝見しましたが、
  岡崎さんのトレーニング風景には感動させられます。
  競技に対する取組姿勢、気持ちの入れ方も含め、
  私の好きなタイプのアスリートです。
  ストイックなのに明るいのがいい。
  特にあの笑顔。
  スポーツライターの増島みどりさんが
  東京中日スポーツ新聞のコラム「心の旅」で、
  この岡崎さんについて触れていた。
  目にとまったテキストがあったので
  忘れない内に感想を書いてしまおう。
  増島さんのコラムの中で岡崎さんはこう言っています。

   (オリンピック出場)4回なんて私が一番驚いています。
    私は不器用なのが才能じゃないかって最近思うんです。
    失敗をたくさんするから競技に飽きない。
    達成したはずがすぐに次が見えるんですよね。

  “不器用が才能”


  素晴らしい。  
  単純に言い換えれば、

  「上手く(強く)なるには練習するしかない」ってことでしょうか。
  練習すれば練習するほど足りない部分が見えてくる。
  心・技・体、アスリートの究極ポイントに向かって
  自分を高めていく人間の美しさを感じます。
  あの橋本聖子さんと同じチームに所属していて、
  当時全盛期の橋本さんについて行くため、
  岡崎さんはいつも泣きながら練習していたらしい。
  今、彼女が見せるあの笑顔は、
  自分を向上させる中で発見した
  本人だけが味わえる楽しさそのもの。
  人に見せる為ではなく、納得できるまで追い込んだ自分を
  確信できている表れ・・・そう思えるほどいい表情です。


出産を経た42歳の女性がトップレベルの中で
競技を続けていること自体凄いこと。
苦しかったはずです。
以前に増して自分を追い込み、
厳しく鍛えていたのではないでしょうか。
それを感じさせない爽やかな笑顔の終幕。
そして次のコメント。

 やるべきことはやり終えたかな。
 小学4年からずっとスピードスケートをやってきて、
 もうおなかいっぱい。


自分をとことん納得させられて良かったですね。
お疲れさま。
大好きなアスリートでした。







Yahooメールに届く迷惑メール。
万が一正規メールが振り分けられている可能性もあるので、
いきなり削除せず、一旦フォルダ内を覗くことにしています。
最近多いのは違法のB-CASカード関係ですかね。
それといかがわしい種類のメールも相変わらず途切れない。
そのいかがわしい迷惑メールですが、私は決してキライではありません(笑)
(当然開封はしませんが)
実は、時々「これはイケる!」と思わせる秀逸な表題を目にする時があって、
それをひそかな愉しみにしています。
買いもしない雑誌広告の中吊りポスターに
衝撃的なキャッチを見つけるのと似た感覚でしょうか。
迷惑メールを盲目的に削除しない理由はここにもあります。

この類のメールの表題はたいがいストレートな表現です。
そのメールに乗りたい人間は
単純にそれで吸い寄せられるのでしょうが、
私のような愉しみ方をする者にとっては
そんな表題のメールは本当の迷惑メールです。
ってか、全部迷惑メールですが・・・(笑)

こちらは望んでもいないメールを受け取り、
少なからずそれを削除する手間も掛かるのです。
そこで、迷惑だけを被るのは癪(しゃく)なため、
私は迷惑メールの表題表現で愉しんでしまうワケです。

そこにちょっと文学的な匂いを感じたり、
山本昌のカーブじゃなくてニークロのナックルのような、
俊輔のカーブシュートじゃなくて本田の無回転球のような、
そんな表現を使って誘っているメールを見ると
「おっ、少しは頭を捻った様子が伺えるな」と、
ちょっとだけ楽しくなれるのです(笑)

例えば、

【ワタシ、彼と別れて寂しいの。連絡ください】

これはストレート過ぎて全く面白くありません。
ところが、

【父親に叱られて・・・。】

だけで止められてしまうと、

「えぇ!? どうしたの? いったい何があったの? 
 事情は分からないけれど、じゃ、おじさんが・・・」

って、言葉を繋ぎたくなるじゃないですか(笑)

また、こんな見方が高じると、
「それ、違うんだよなぁ・・・」と
気になって添削したくなるメールも登場します。

例えば、先日届いた迷惑メールは事務的で短直そのもの。
構成要素に面白みがなく、表現に味が無い。
決定的にダメなのは単語の使い方のミス。
迷惑メールの中でも最低のレベルでした。

自分の昔を思い出し、
もう少し落ち着いて考えてから表題を決めてみましょう。
この商品の場合、効果の比喩として使うなら
“中学生”より、むしろ“高校生”が妥当です。
“中学生”では明らかにインパクト不足。
本気で買わせるつもりがあるのでしょうか?

・・・などと、

赤ペン先生になってマジメに返信したくなります(笑)

※キャプチャ画像(拡大できます)

フィルターの弱いYahooメールだからこそのささやかな愉しみ。
迷惑メールも時には愉しいw





56's profile
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Goro
年齢:
67
性別:
男性
誕生日:
1957/06/07
自己紹介:
東京の下町(深川)で生まれて育ちました。ギター演奏と写真撮影が趣味。神楽坂と北海道が好きです。
56's hobby 【Guitar】
ギタリストの岸部眞明さんの音楽に出会って感化され、46歳の時からギターを弾き始めました。下記のページに録音音源をアップしています。

◆Goro's guitar play


《所有ギター》
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*******工事中******* 趣味で撮影した写真をBGM付きのスライドショーにしています。
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