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2005年から書き始めたブログの別館。本編の再掲載と新しい記事を随時アップしています。
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指圧の先生のところから葛西臨海公園までは近い。

土曜日、施術を終えてから久し振りに写真を撮りに行った。

   ・

夕焼けをバックに観覧車を撮りたかったけれど、

残念ながら抜けの悪い曇り空。

なかなか思った通りにはいきません。

それでも悔しいので一応は狙ってみるワケですが、

撮っていて面白いことに気が付きました。

手持ちのズームレンズ(28-300mm)の望遠端で寄ると

顔までは見えませんが、観覧車のゴンドラの中にいる

乗客の様子がよく分かるのです。

   ・

観覧車の利用客はカップルが圧倒的に多い。

その場合の座り方は、

① 同列 ②対面 

このどちらかになるワケですが、大半のカップルは①で横並びです。

まぁ、これは当然でしょ。

が、

②から①に変化するパターンも結構多いことが分かりました。

そして、更に興味深かったのは、

この途中変化組の行動がパターン化されていたことです。

まず、位置替えポイントに同じ傾向が見受けられました。


具体的に申し上げますと・・・

地上係員が二人の視界から消えたと思われる高度に差し掛かった瞬間。

観覧車リングの円周最下点から角度でおよそ20度ぐらい上がった辺りと

言ったほうが分かりやすいでしょうか。


そして・・・

座席位置を替えるのは例外なく男性。


また・・・

その際の瞬間移動速度が尋常でないことも分かりました。

目にも止まらない速さです。

密林の猿並みのスピードで身体を半回転させていました。

   ・

残念なことに円周に沿って90度ほど上がったところで

地上からはゴンドラの中の風景を追うことが出来なくなります。

天頂の180度地点では果たしてどういう変化が見られるのか?

はたまた、340度地点では元の席に戻るのか?

いずれも夕景ショットとして収めることができず、

ちょっと不本意な撮影機会となってしまいました。

   ・

出歯亀、いや、出歯カメのようなことになってしまいましたが、

そもそも、私はゴンドラを含めた夕景写真を撮ることが目的だったワケで、

鈍い色の曇り空の中に夕焼けの欠片を探すうちに

違った風景を見つけてしまっただけなんです。

決して下衆な目的でファインダーを覗いていたワケではありません。

そう、500mmの望遠レンズなんて私には全く不要なんです (ー`дー´)キリッ







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NHKの制作するドキュメンタリー番組が好きでよく視聴します。



例年8月になるとその数は急に増えますが、

それは勿論、終戦記念日を目がけて作られる番組が多くなるからです。

特に、今年は戦後70周年ということで



秀逸なものが多かったように思います。



  ・



自分は戦争が終わってから12年過ぎた年に生まれました。

まだ戦争の名残を少なからず引きずっていた時代。



幼い頃に読んでいた少年漫画誌の巻頭頁には

戦闘機や戦艦の特集が掲載されていたものです。



父親は身体検査で撥ねられて兵隊に採られなかった。



きっと負い目もあったのだろう、



戦争当時の話を聞かされた機会は殆どなかった。



直接的にも間接的にも戦争に触れたことがないそんな自分にとって

当時の内容を扱ったドキュメンタリーは貴重です。



番組を通じて人間の悪い部分を知り、



犠牲になった人たちの痛みを想像することができる。

  ・



戦争なんていつ起きてもおかしくない。

たった一人の狂人がいたら簡単に始まってしまう。



狂人の攻撃に対して、たとえそれが自分の防御であろうと



仲間を助けることであろうと



手を出した瞬間に戦争が成立する。



自ら手を挙げて戦争と言う舞台に進み出て



その当事者になってしまうということです。



手を出した順番なんて関係ない。



やって、やり返す。そして、やり返される。

際限なく続くのです。








一気に複数発射されたら対応できないミサイル防空網。



世界中に1万6千発あると言われている核弾頭。



狂人が本当の狂気を発したら数分で終わる戦い。



そんな状況の中の抑止力による均衡なんてそもそも無意味。



正気の戦争であれ、狂気の戦争であれ、



争いが起きたら死を覚悟して諦めるだけの時代なんだと思う。



だったら、自ら手を出すことで



わざわざその確率を高めるようなことをする必要はない。







戦後70年、日本は他国に対して一発の銃弾も撃っていないという事実。







70年前に終わった戦で亡くなった人も、犠牲となった一般市民も、



今、彼らが存命だったらどんな思いを伝えてくれるんだろうか。



明白でしょう。





「何があっても手を出してはいけない」





そう言うに決まっている。





お盆の頃、ドキュメンタリーを視るたびにいつもそんなことを思います。













知床でアクティヴィティを楽しむ時には

毎度 “知床のガイド屋 pikki” さんに案内をお願いしています。

そのpikkiの若月さんが最近撮られた写真(*ブログ)が衝撃的でした。

Yahooニュースでもかなりシェアされていたので、

既に目にされた方もいらっしゃると思います。



知床では高密度でヒグマが生息しています。

初めて知床五湖を周った時、

自分を中心とする半径100メートル以内に

高確率でヒグマがいますよと説明を受けました。

実際、走行中に道路端で見かけることも多い。

今回のケース、この車は自らクマに近づいていった結果、

こういう状況を呼んでしまったようです。



野生のクマが目の前に登場したら・・・ 



めったに見ることができないのです。

じっくり見たい気持ちになるのは分かります。

知床初心者だった頃の自分だったら

このドライバーと同じことをしたかもしれません。

そうなったとしたら・・・

それはクマの怖さを知らなかったからです。



知床に何度も通ううちに普通の観光では飽き足りなくなり、

より生の知床に入り込みたくなりました。

森の中に入る機会が増え、実際に足を踏み入れることで

分かったのはヒグマの「怖さ」です。

特に一昨年の秋、遭遇したクマがこちらに向かって

動こうとしたタイミングがありました。

それは一瞬でしたが、その時は本当に脅威を感じました。

知床の森ではいつヒグマと出くわしてもおかしくないことは確か。

たとえば「フレペの滝」というビューポイントがありますが、

たかが片道20分程度のアプローチなのに、

それでも人の往来が少ない時は怖いです(笑)



エサが豊富な知床では、長い間ヒグマによる人の死亡事故は

起きていないと聞いています。



でも・・・



・世界自然遺産に登録



・たくさんの観光客が訪問



・怖さを知らない人が増加



・人からクマに近づいてしまう



・事故リスクが高まる



・事故が起きなくてもクマが人慣れする



・人との距離がどんどん近くなる



・何が起きてもおかしくない(←今、ココ?)





ヒグマが視界に入ってクルマを停車させる場合、

それは「見物」するためではなく、

彼らがそこからどう行動するのかを「見測る」ため。

リピートするうちに私はそう意識するようになりました。



鉄の箱の中にいるとはいえ、クルマだって万全じゃありません。

偶然の先で窓ガラスが割られることだってあるでしょう。



クマ(というか野生動物全般)へのエサやりなんてもってのほか

たとえ車中にいても近づくのは厳禁。

窓の開放はダメ。

距離があっても車から降りてはいけない。

食べ物ゴミを放置しない。



観光する旅行者自身にもそれなりの意識とリスク管理が求められる。

知床はそういう場所なんだと思います。

どうしたらヒグマの怖さを観光客(特に一見の訪問者)に周知できるか?

事故がおきてからじゃ遅いワケで、

地元の方も悩まれているでしょうね。











56's profile
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Goro
年齢:
67
性別:
男性
誕生日:
1957/06/07
自己紹介:
東京の下町(深川)で生まれて育ちました。ギター演奏と写真撮影が趣味。神楽坂と北海道が好きです。
56's hobby 【Guitar】
ギタリストの岸部眞明さんの音楽に出会って感化され、46歳の時からギターを弾き始めました。下記のページに録音音源をアップしています。

◆Goro's guitar play


《所有ギター》
Hiramitsu-SJ 56's custom
Martin-M38
Morris-S55
Yamaha SLG-100S
56’s theater
*******工事中******* 趣味で撮影した写真をBGM付きのスライドショーにしています。
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