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NHKの制作するドキュメンタリー番組が好きでよく視聴します。



例年8月になるとその数は急に増えますが、

それは勿論、終戦記念日を目がけて作られる番組が多くなるからです。

特に、今年は戦後70周年ということで



秀逸なものが多かったように思います。



  ・



自分は戦争が終わってから12年過ぎた年に生まれました。

まだ戦争の名残を少なからず引きずっていた時代。



幼い頃に読んでいた少年漫画誌の巻頭頁には

戦闘機や戦艦の特集が掲載されていたものです。



父親は身体検査で撥ねられて兵隊に採られなかった。



きっと負い目もあったのだろう、



戦争当時の話を聞かされた機会は殆どなかった。



直接的にも間接的にも戦争に触れたことがないそんな自分にとって

当時の内容を扱ったドキュメンタリーは貴重です。



番組を通じて人間の悪い部分を知り、



犠牲になった人たちの痛みを想像することができる。

  ・



戦争なんていつ起きてもおかしくない。

たった一人の狂人がいたら簡単に始まってしまう。



狂人の攻撃に対して、たとえそれが自分の防御であろうと



仲間を助けることであろうと



手を出した瞬間に戦争が成立する。



自ら手を挙げて戦争と言う舞台に進み出て



その当事者になってしまうということです。



手を出した順番なんて関係ない。



やって、やり返す。そして、やり返される。

際限なく続くのです。








一気に複数発射されたら対応できないミサイル防空網。



世界中に1万6千発あると言われている核弾頭。



狂人が本当の狂気を発したら数分で終わる戦い。



そんな状況の中の抑止力による均衡なんてそもそも無意味。



正気の戦争であれ、狂気の戦争であれ、



争いが起きたら死を覚悟して諦めるだけの時代なんだと思う。



だったら、自ら手を出すことで



わざわざその確率を高めるようなことをする必要はない。







戦後70年、日本は他国に対して一発の銃弾も撃っていないという事実。







70年前に終わった戦で亡くなった人も、犠牲となった一般市民も、



今、彼らが存命だったらどんな思いを伝えてくれるんだろうか。



明白でしょう。





「何があっても手を出してはいけない」





そう言うに決まっている。





お盆の頃、ドキュメンタリーを視るたびにいつもそんなことを思います。













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56's profile
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Goro
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1957/06/07
自己紹介:
東京の下町(深川)で生まれて育ちました。ギター演奏と写真撮影が趣味。神楽坂と北海道が好きです。
56's hobby 【Guitar】
ギタリストの岸部眞明さんの音楽に出会って感化され、46歳の時からギターを弾き始めました。下記のページに録音音源をアップしています。

◆Goro's guitar play


《所有ギター》
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*******工事中******* 趣味で撮影した写真をBGM付きのスライドショーにしています。
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