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その国のサッカーと国民性(≒民族性)の関係はよく語られるところです。
攻撃的、守備的、組織的、カウンター、ポゼッション、等々
プレースタイルはいろいろありますが、
それらが国民性と単直に繋がっているワケではない。
一般的にイメージできるその国民性からは
似つかわないサッカーをしているように見える国もあります。
例えば、ラテン系のイタリアが守備的サッカーを標榜していることには
首を捻る人も多いでしょう。が、ラテンとは言いながら、
多分、国の歴史(特に領土保全の要素)においては様々な事情があり、
その経緯の中で脈々と人間の気質が作り上げられてきたはずです。
イタリアの場合、その気質には守備的なサッカーがしっくりすることが分かって
現在のプレースタイルが定着したのだと思います。
ビジネスにおいても同じですが、要は、“強みとして持っている特徴”を
サッカーにどう生かせるのか?ということではないだろうか。

U-17代表を三世代に亘って指導している吉武監督のサッカーが好きで
ずっと注目していますが、関連記事を『Number Web』上で目にしました。

  吉武が目指すのは「全員攻撃全員守備」だ。
  別に日本は個の力で劣るから組織で補おうという発想ではない。
  「日本人はみんなで何かをやることが得意」だからだ。
  「日本人にしかできないことで勝負する」
  これこそが吉武流の対世界戦略である。

日本は個の力で劣るから組織で補おうという発想ではない。
「日本人はみんなで何かをやることが得意」だからだ。

目からウロコです。
そして、

  かつて日本には武士道などの“道”という概念があって、
  邪念を捨てるとか、無心になるとかいった言葉で
  気持ちをコントロールしていたはず。
  ところが、いつからか日本古来のものを捨てて
  海外から入ってきたマリーシアに走ってしまった。
  学ぶという点では真似をすることはすごく大事だと思うんですが、
  何もないのに痛がったり、時間稼ぎしたりするマリーシアは
  日本人には向いていない。

かつて日本には武士道などの“道”という概念があって、
邪念を捨てるとか、無心になるとかいった言葉で
気持ちをコントロールしていたはず。

これも然り!

全員で何かをやる。
やらなくていいことをやってリズムを壊すなら、
潔く全員で追求して強いところを押し切るスタイルのほうが
日本人の気質にはフィットする。
『そう、そう、コレなんだよなぁ』とスッキリした。

「全員攻撃全員守備」で、

傑出したプレーヤーがいなくても戦える
試合ごとにメンバーを総入れ替えしても戦える

そんなチームが日本の理想だろう。
そこに(現代表で言えば本田と香川のような)スペシャルなタレントが
加わっていれば更にありがたいが、
それは想定外のご褒美ぐらいに捉えておけば良い。
今のU-17のこの育成が継続してくれれば、世代毎の浮き沈みもない
常に強い日本らしいフル代表が出来るように思う。

吉武監督が作るチームには惹かれます。
この世代の育成はずっと続けて欲しいなぁ。
今日は『Number』本誌を買って帰ろう。
続きを読むのが楽しみです。


※Number Web版の記事はコチラから。






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東京の下町(深川)で生まれて育ちました。ギター演奏と写真撮影が趣味。神楽坂と北海道が好きです。
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