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もう昨日のことになりますが、
一月三日の朝方、飼い犬の正吉が亡くなりました。
未明から息遣いが荒くなり
しばらく頑張っていたのですが、
結局、岸の彼方に行ったきり
こちらに戻ってくることができませんでした。
残念です。
腫瘍が見つかり手術をしてから昨日まで、
正吉とのこの一ヶ月間はとても濃密でした。
万全ではなかったけれど、
家族で時間をやりくりしながら
正吉を厚く見守ってあげることができて良かったと思います。
手術後の病理検査で悪性の腫瘍であることが分かり
少なからず覚悟していた私たちと同じように、
正吉自身にも予感するものがあったのでしょうか。
病院から家に戻った後は、
歩様も不自由な身体の状態でありながら
いつも以上に私、カミサン、娘に擦り寄ってきました。
そして、私たちを気遣ってくれたのか、
長男が帰省し母親がショートステイから戻った
家族の揃っているタイミングを見計るかのように逝ったのです。
最期、息を引き取る直前、
それまでグタッと横たわっていた正吉が顔を上げ、
みんなの顔を確かめ息をついた後で
ふうっと眠るように首を落としました。
人間のことが凄く好きな犬でした。
涙の一日が終わり、家の中を見渡してみると
空気の密度がとても薄いことに気付かされます。
家の雰囲気を構成する本当に大事な家族だったんです。
でも、もう何もしてあげられない。
病んでからも、それ以前の健常な時も
正吉にしてあげられたことが
もっともっとあったんじゃないかと
悔やむところは多いです。
正吉に対するイメージは
大きくなってもパピーの頃のままでした。
12年間一緒に暮らしてくれてありがとう。
楽しかったし、これからも忘れることはないよ。
お疲れさま、正吉。