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北海道富良野の平沢(たいらざわ)。
ドラマ「北の国から」で有名な麓郷の南側に隣接する集落です。
この平沢の丘にポツンと立つ小屋。
そこで作られている知る人ぞ知るプリンがある。
使用素材は地産品100%で三人のスタッフによる完全ハンドメイド。
ゆえに作れるのは1日に18台だけで予約販売のみ対応。
最短でも三か月先、長ければ七か月先、
注文したことさえ忘れた頃に届くプリン。
おまけに作られたプリンは賞味期限内で熟成を続け、
1日ごとに味が変化していくという。
こんなプリンがあると聞いてしまった以上
興味が湧かないはずがない。
北海道旅行に出かける10日前のことでした。

旅程の初日はちょうど近くを通ることになっている。
プリン製造所に電話を掛けてみたところ、
奇跡的にその日は現地受け取りであれば販売可能との返事。
こうして目出度く『エゾアムプリン』と
ご対面できることになったのである。

   ・

住所:富良野市平沢の丘の上

私は「北の国から」のマニアで麓郷には何度も足を運んでいます。
この集落も何回か通り過ぎていますが、
丘と畑だけで何もない印象でした。
今回、現地で車から降りてじっくり眺めてみたところ、
やっぱり車の中から見た印象通り(笑)
麓郷は富良野でもかなり田舎だと思っていましたが、
平沢はもっと田舎のように感じる。
プリンに同封されていた商品説明書によると、

  まわりは森にかこまれていて、わき水が湧き、
  クマやシカ、キツネ、ウサギ、鳥、虫、魚など、
  たくさんの生き物が住んでいてとてもいいところです。

・・・というロケーション。

行き着いた製造所のプリン小屋はこんな感じでした。


※現地で写真を撮り忘れたのでHPから拝借

自分たちで作ったという小屋。
周りのロケーションと溶け込んで極めて牧歌的。
これがいいんだろうなぁ。
プリンに不思議な魅力が加わる。


  プリンを焼く日は、朝、牛やさんに
  搾りたての乳をもらいに行き、
  わき水でカラメルソースを作り、
  たまごやさんのさくら玉子ともみじ玉子、
  よつ葉の生クリーム、
  ビートからできたてんさい糖を混ぜ合わせて
  プリン液を作って、
  オーブンで長い時間をかけてじっくり焼き上げます。


・・・だそうです。

絶対に美味しいに決まっている。
受け取り後、すぐに麓郷郵便局に向かい
ゆうパック(チルド)で自宅宛に配送手配。

  エゾアムさんですね。
  フルスペックで送り出します。
  ご安心ください

と、麓郷郵便局の職員さんも手慣れたものです。

   ・

四日後。
旅行から戻った翌日に自宅で受け取り。


シールの種類がすごい。確かにフルスペック(笑)


包材を開くとこんな様子。


直径20cmで高さは6cm。

 
現地受け取り後五日目(賞味期限三日前)
少し水っ気あり。まだ熟成中?


賞味期限二日前。美味い!

玉子とカラメルの仲の良さが半端ない。
口の中で両者が暮らしているようです。
このプリンは本当に美味しい。



空になった容器。かなりしっかりしています。

商品説明書によると・・・

  食べ終わった容器は、耐熱なので
  オーブン料理に使ったり、直火でごはんも炊けます。
  何個も集めたら、ピッタリ重ねられるので
  保存食を入れておくのにもちょうどいいです。

とのこと。

   ・

ホームページを見ると『エゾアムプリン』の成り立ち、
その作り手の人たちのパーソナリティがよく見える。
2005年に富良野に移る前は東京の国分寺で
車を使って移動販売していたそうです。
そして、今は動物が隣人のような大自然の中で
変わらずにプリンを作っている。
機械を入れればもっと数を作れるはずなのに、
そんな考えなど一切持たず、ひたすらプリンを手作りしている。
個人的にはこういう暮らし方というか生き方は好きです。
自分に同じことはできないので羨ましくもあり尊敬できます。


プリンを受け取る時、
みの虫のような外観の小屋に入ったら
充満する甘い香りと柔らかい空気に包まれて
とてもほんわかとさせられた。
不思議な心地よさ。
オススメ通り素焼きの器を重ねてみたい。
富良野方面に出かける際はリピート確実です。
次は平沢の丘もゆっくり周ってみよう。


家庭用のプリンターで刷ったものだったらしく、
少し水をこぼしたら商品説明書のインクが一気に滲んだ。
このあたりも強く惹かれるところ。
実に魅力的です(笑)





ホームページはこちらから。







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東京の下町(深川)で生まれて育ちました。ギター演奏と写真撮影が趣味。神楽坂と北海道が好きです。
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