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テーブルの上に手書きの便箋が置かれていた。

よく見ると紙は三枚ある。

何かと思ってちょっと覗いてみた。


まず、一枚目。


内容はパソコンのプリンタ設定方法に関する説明のよう。
そして、二枚目。

 
一枚目と全く同じ内容で左上の宛名だけ違っている。



これを書いたのはカミサンである。

訊いてみたところ、四月から異動した職場のパソコンについて

同僚に教えてあげるつもりで書いたとのこと。

本来カミサンは機械音痴でPC系は疎いのだが、

お便りやら当番表やら計画表やらの作成物も多く、

私が随分と鍛えてきたせいかここまで進歩したのである。

不慣れで操作を苦手とする保育士さんに比べれば

カミサンには一日の長があり、

そこで親切心から用意してあげたそうだ。

が・・・

この三枚には首をかしげたくなるところがあり

それについてカミサンに尋ねてみた。

   ・
   ・
   ・

あのさ、これ、内容同じだよね。

   そうだよ。

二枚目は何で手書きなの?

   だって二人に教えなきゃいけないからに決まってるでしょ。

それは分かるけど、一枚目を原紙にしてコピーすれば済んだんじゃないの?
FAXでコピー取れるでしょうに。

(少しうろたえた素振り)

   言われてみればそうよね。
   でも、思いつかなかったんだからしょうがないでしょ。

無駄な時間を使ってると思わない?

   いいじゃない、貴方の時間が無駄になってるワケじゃなし。

まぁ、いいや。それは分かった。でもさ・・・

   まだ何か何あるの? 私は忙しいのよ。

(どうやらここから去りたいようである)


この三枚目なんだけどさ。これはどういう意味?

   見た通りよ。何かおかしいことある?

おかしくはないけど何でこれが必要なの?

   必要だから書いただけで特に意味はないわよ。

あなた、“教える人”なんだよね。
もしかして、コレ、俺を笑わせるために用意した?

   あなたに関係ないんだからいいでしょ。

いや、やっぱりおかしいでしょ。
俺に見つかったら突っ込まれるだけでしょ。

   うるさい!


・・・となった三枚目がコレ。

  

内容は一枚目、二枚目と同じ。

自分も操作を忘れないよう自ら本人用として用意したものだった。

しかも、ご丁寧に自分の名前まで書かれている(笑)

普通、書かないだろ。

ってか、

そもそも教える本人が自分自身にも用意するって・・・(笑)



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ミニストップの看板が見えた瞬間、

「パフェが食べたい」

カミサンがそう言うので急遽車を駐車場へ入れた。

シーズン限定の新しいパフェが発売になっているとのことで

相方は店に入っていった。

   ・

数分後、車内でスマホをいじっているとカミサンがお目当ての

パフェを手に戻ってきた。

「間違えて隣の車にいっちゃったわ」

懲りないヤツだなぁ・・・

と、隣を見てみると、

似ているのは色だけ。

車種もスタイルも車高も全く違う。

普通なら間違えようのない車です。

が、

通常ではあり得ない状況でも、

ことカミサンの場合はこの程度のことは日常である。

で、

『またかよ』

と、笑いながら言葉を返した。

すると、カミサンはパフェを食べながら

「隣の車は無用心ね」

と、仰る。

『へ? なんで?』

「だってドアのロックが掛かってないもの。あれ、気をつけたほうがいいよ」

『ん?・・・』


開けたんかい!



さすがだ。

目のつけどころが違う。


他人の車を心配する前に自分のことを心配せい(笑)







カミサンの右足小指の靭帯断裂はまだ完治していない。

だから、親切心で

「明日の朝は駅まで送った方がいいのかな?」

こう訊いた。

それに対して私に返ってきたカミサンの言葉は・・・

『送りたいなら送ってくれてもいいわよ。

こちらからお願いはしないけど、

送ってくれるなら拒否はいたしません』


言いっぷりが面白い。

    ・

カミサン、嫁いだ長女、二女。

我が家の母娘たちは一年に数回、

三人で女子会的小旅行に出かけます。

で、この旅行の幹事はいつもカミサンである。

こと旅行のプロデュースに関し、

『どうせお前に旅行を仕切れるはずがない』

カミサンは、どうやら私がそんなふうに

彼女のことを馬鹿にしていると勝手に捉えているようだ。

そのせいか母娘旅行の時期になると

何故か私に対して鋭敏になる。

それはもうお決まりのパターンで

本人にしてみれば、

『あなたは口を出さないで』

『ほら、私はちゃんと出来るのよ』

と言いたいがための行動なのだろう。

こっちはこっちで勝手にそのように想像しているのだが、

私への対抗心からか、何かにつけチカラが入りまくるのです。

そして、それがことごとく面白い(笑)

冒頭のコメントもその一環だと思われた。



今回の行き先は伊勢・志摩。

先週は毎日のように

交通手段、経路、ホテル、食事、周遊するポイント等々

旅行のプランをしきりに説明したがっていた。

一応、「それ、いいね」とか

「俺も行きたいワ」とか

「よく見つけたね」とか、

さも興味をもったフリをして応答してあげたのだが、

自分の行かない旅行の内容に興味が湧くはずもなく、

実際は軽く聞き流していた訳である。

が・・・

今回の旅企画に自信満々の旅行プロデューサーに

一つだけ望むことがあった。

「赤福」だけは買ってきてくれないと困るのだ。

伊勢に旅行に行くなら必須のお土産である。

だから事前にそれだけはお願いした。

『しょうがないわね』

カミサンは上から目線で勝ち誇ったようなセリフを吐いて

旅行に出ていった。


そして、翌日帰宅。


「赤福は?」


『買ってきたわよ』


と、言って袋から出てきたのがコレだった。




「えっ・・・」



小さい・・・。

信じられない。

2個入りだとぉ?

なんだそれ。

赤福のお土産は普通こっちの折箱のほうでしょ。

 

(※赤福のHPから転載)

最低でも8個入りの折箱だよ。

餡のダイナミックなうねりが大事なポイントなのに・・・。

面積の大きいほうが視覚的に美味しいんだよ。

ヘラで一列そっくり捲くりあげ、

連なったそのままの状態で食べたいとか思うでしょ。

消費期限が短くてもいいんだよ。

食べきれないなんて考えちゃイカンのよ。

何で旅のポイントを外すんだよ。

だからダメなんだ。


・・・と、


気づいたら、実はやっぱり少しだけ馬鹿にしていた(笑)













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1957/06/07
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東京の下町(深川)で生まれて育ちました。ギター演奏と写真撮影が趣味。神楽坂と北海道が好きです。
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ギタリストの岸部眞明さんの音楽に出会って感化され、46歳の時からギターを弾き始めました。下記のページに録音音源をアップしています。

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