忍者ブログ
2005年から書き始めたブログの別館。本編の再掲載と新しい記事を随時アップしています。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

先日、自宅の給湯システムをガスから電気(エコキュート)に切り替え、
調理用のレンジもIHに変えました。
と言っても、衣類乾燥機だけは継続してガスを使うため、
オール電化ではありません。
それでもガス代はかなり低減されるはず。

現在の電気・ガス使用量から試算すると、
今回の設置費用は(市から出る3万円の補助金も含め)
7年弱で回収できる感じでしょうか。
ガス給湯を継続した場合、数年内で給湯器の故障~買い替えが
確実に予想されますし、長い目で見ると費用的にはお得な気がします。
まぁ、それ以前にキッチン周りで火災発生の
心配がなくなっただけでも設置した効果は大きいですし、
使用量を視認できるせいか何となくエコになっている感もあり、
そちらもヨロシイ感じ。

ただ、電化したことによるマイナス要素もあって、
例えば「水圧」は確実に弱くなりました。
特に顕著なのは浴室のシャワー圧。
もともと高水圧タイプのシャワーヘッドにしていたので
以前に比べだいぶ物足りない感じがします。

それと、もう一つは現在時間の表示。

キッチン側・浴室側ともに、
従来のリモコンパネルでは時間が常時表示されていましたが、
今度のパネルはメニューボタンを何度か押したり、
表示遷移を待たないと時刻が現われません。
些細なことですが、生活する上では後者(時刻表示)の影響が
意外と大きかったりします。
見たい時に時間が分らないのは結構なストレスです。
これを解消するために時計が必要になりました。

で、

キッチン用に設置したのがコレ。
IMG_0001.jpg
1,980円の電波時計をホームセンンターで買ってきました。
   
     *

取り付けてから二日目。

「ねぇ~、ちょっと来て~」

私を呼ぶカミサンの声が聞こえます。

『何?』

「この時計の表示が狂ってるのよ」

『どういうふうに?』

「遅れるのよ」

『そんなことないだろ。コレ、電波時計だよ』

と、言いつつカミサンの右手を見ると
電話の受話器が握られています。

「さっきから時報案内聞いてるんだけど、ずっと10秒遅れるのよね」

(繰り返すが、電波時計だからそんなことあり得ない)

『どれ、その電話貸してみて』

(117番を聞いてみたところピッタリ合っている。当然と言えば当然)

あっ・・・

ここで10秒遅れている理由が分った。

NTTの時刻案内は、
これから迎える時間を10秒毎にアナウンスする。
こんな具合に・・・

 "●●時●●分●●秒をお報せします"

が、

カミサンは通過した時間をアナウンスしたものと
早合点しているのだろう。

 "●●時●●分●●秒をお報せしました"

きっと、こう聞いた感覚でいるに違いない。


「ね、10秒遅れてるでしょ」

私は笑いをこらえながら受話器を返した。

そして、

『ホントだ。正確にピッタリ10秒遅れてるね』

と、いつものように反応する。

「もぉッ! 次、ホームセンターに行った時、絶対に言わなきゃ」

『そうだなぁ。これは厳しく言ってやったほうがいいぞ』


次の週末、
ホームセンターの店員に向かってカミサンがクレームをつける、
その直前までこの件には触れないことにした。






PR
「赤麦を守る会」から一坪会員向けのプレゼント品が届きました。
今年も美味しく頂こうと思います。

IMG_0001_4.jpg

以下、2011年8月11日 本編アップ分からの再掲載です。
---------------------------------------------------------------

三年前から興味をもって写真を撮り始めましたが、
アマチュアの、しかも初歩レベルとはいえ、
もっと早くこの趣味を見つけていれば良かったなぁ、と思います。
というのも、

かつて

もし、(今の自分なら)そこにいるだけで
きっと目をキラキラさせただろうと思われる場面があったからです。
 
もう25年くらい前になりますが、有名な風景写真家である
前田真三さんが撮影された写真原稿(ポジカラー)に、
仕事絡みで接する機会がありました。
その時に見たのは奥三河の風景写真でした。
今、同じ場面に遭遇したら間違いなく大興奮しますが、
その頃の私は写真に関心を持っていませんでしたので、
前田真三さんの名前すら知りません。 
でも、カラービュアーの透過光に映える奥三河の風景は
息を呑むほど美しく、素人ながらその写真に感嘆した覚えがあります。
 
そうして前田真三さんの名前はインプットされたのですが、
私の認識は、"奥三河の風景を撮影する写真家"という
イメージで固まったままでした。
 
ところが、
 
時を経て、旅行で北海道に何度か通ううち、
前田さんは奥三河よりも美瑛の撮影で有名な写真家で
あることが分かりました。初めて美瑛に行った時、
前田さんのギャラリーである「拓真館」を訪れてそれを知ったのです。
 
前田さんご本人は既にお亡くなりになられていますが、
美瑛の美しい景色を数多く撮られ、
その中で『麦秋鮮烈』というタイトルの有名な写真を残されています。
写真集「丘の四季」に掲載され、
拓真館でもパネル展示されているその作品は、
暗い夕立雲の下に広がる大地に日没間際の太陽光が差し込み、
「赤麦」の畑を強く照らし出すという正に鮮烈なカットです。
 
bakushuu.jpg
 
※画像は「赤麦を守る会」のHPから引用。
 

『麦秋鮮烈』でモチーフになっている赤い麦は、
穂と茎がやや朱色を帯びたタクネ小麦という種類だそうで、
夕陽に照らされると赤く輝くところに「赤麦」の由来があります。
ただ、生産に手間が掛かるため収益性が悪く、
その後、残念ながら美瑛からは姿を消してしまいます。
 
が、
 
1997年に有志の方々による復活の取組みが始まり、
1999年の美瑛開基100周年に際し、
『麦秋鮮烈』の景色が見事に蘇ります。
現在は、「赤麦を守る会」による維持、拡大に向けた活動が
続けられていますが、前述の通り、
赤麦は生産性が悪く栽培経費が嵩みます。
その保全のため、2002年から「赤麦を守る会」が
畑の一坪会員を募っていたことを遅まきながら去年知りました。
 
現地に行けば分りますが、美瑛の丘の美しさは格別です。
未来永劫、変わらずに残されていくべき風景だと強く思いますし、
その景色の中で光輝く赤麦畑を維持していくことも大切です。
先日、今年度の募集告知を待って早速応募させて頂きました。
一介の観光客で素人カメラマンとはいえ、
美瑛の美しい風景のために多少なりとも参加できるのは嬉しいことです。
 
来年の7月には、是非、
夕陽を浴びて輝く赤麦を現地で写真に収めたいと思います。





 
2010年8月23日 本編アップ分からの再掲載です。
---------------------------------------------------------------

帰宅途中にカミサンからメールが届いた。

   今日は疲れたから外食にします。
   クルマで出るから、駅に着く時間が分かったら教えて。

私鉄に乗り換える手間が省けるので私は助かります。
到着予想時間を伝え、駅まで迎えにきてもらうことにしました。

が、

ピックアップしてもらうはずの場所に行くとクルマが見えない。
涼しい駅ビルの地下で待ちましょ、と移動している途中で
携帯が鳴った。

  『クルマがおかしいよ。エンジン掛からない。
   ボタン押しても掛からない』

ウチの車はスマートキー仕様なので、
ボタンを押せばエンジンが掛かります。

「ランプが点いてるボタンを押してる?」

  『分かってるよ』

「しっかり押してる?」

  『ずっと押し続けても掛からない』

「ちゃんとブレーキ踏んでから押してる?」

  『ブレーキ踏んでるよ。でも掛からない。
   これ、バッテリーのせいじゃないの?』

「クラクションは鳴る?」

  『鳴ってるよ』

「じゃ、バッテリーじゃないよ。キーの電池切れかもしれないから、
  スペアキーでもう一回試してみて」

  『分かった。一旦切るね』
    ・
    ・
    ・
  『ねぇ、やっぱり掛からないよ』

「おかしいなぁ。じゃ、いいよ、とりあえず家に帰るから」


意味不明の車の故障って気になるじゃないですか。
結局タクシーを拾って帰ることにした。
でも、駅からだと1,200円ぐらい掛かるのです。
勿体無いなぁと思いつつ、乗り込みました。

タクシーが走り出してから、もう一度考えてみた。

やっぱり変だ。

買い換えて一年経ってないし、クルマは大丈夫な気がする。
普通に考えれば、おかしいのはカミサンの方じゃないのか?
っていうか、カミサンに決まってるだろ。
確か、『ランプが付いてる、このランプ何? 何? 何?』 とか
電話の向こうでパニクってたなぁ。

アッ!

エンジンが掛からなかった理由は

多分・・・

そう思った瞬間、携帯が鳴った。

  『エンジン掛かったよ。今から行くから』

「遅いよ。もう、タクシーに乗っちゃったって」


多分・・・だ。

何故エンジンが掛からなかったのか、「・・・」のところの
予測はついていた。100%間違いない、あれだ。確信。

車で其処(そこ)まで来るように伝えて、途中でタクシーを降りた。

程なくカミサンが到着。

  『やっぱりカギを回して掛ける方がいい。
   この、クルマ分からないから嫌い』

「そんなこたぁどうでもいいから、何でエンジンが掛かったか教えろ」

  『別にいいじゃない、掛かったんだから』

「いいから言ってみ」

    ・
    ・
   mute
    ・
    ・

「じゃ、代わりに言ってあげようか。お前が押し続けたボタンで
  エンジンを掛けられる人間は世界中探しても絶対にいない」

  『うるさいッ! 何だって言うのよ』

「ドアミラーのボタンを押してただろう」

  『だから、何よ』

「“ランプが点いてるボタン押してる?”って訊いた時
 分かってるって言ってたじゃないか。それに、このクルマは
 もう何度も運転してるじゃん」

  『暗くて見えないし、焦ってたんだからしょうがないでしょ』

「ここまでのタクシー代、返せ」

  『いいでしょう、迎えに来てあげたんだから』

「エンジンなんて掛かるはずの無いドアミラーの
 ボタンを必死に押し続けてたんだ。
 その馬鹿っぷりに免じて今回は特別に許してやる」


実際、電話の向こうから聞こえてくる様子は
墜落間際のコックピットみたいだったのです。
56's profile
HN:
Goro
年齢:
67
性別:
男性
誕生日:
1957/06/07
自己紹介:
東京の下町(深川)で生まれて育ちました。ギター演奏と写真撮影が趣味。神楽坂と北海道が好きです。
56's hobby 【Guitar】
ギタリストの岸部眞明さんの音楽に出会って感化され、46歳の時からギターを弾き始めました。下記のページに録音音源をアップしています。

◆Goro's guitar play


《所有ギター》
Hiramitsu-SJ 56's custom
Martin-M38
Morris-S55
Yamaha SLG-100S
56’s theater
*******工事中******* 趣味で撮影した写真をBGM付きのスライドショーにしています。
Calendar
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
Latest comment
[03/30 Goro]
[03/30 POOH]
[06/06 Goro]
[06/06 POOH]
[02/06 Goro]
[02/05 POOH]
Retrieval on this site

Copyright © [ Goro・とおく -annex- ] All rights reserved.
Special Template : 忍者ブログ de テンプレート and ブログアクセスアップ
Special Thanks : 忍者ブログ
Commercial message : [PR]

QLOOKアクセス解析