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先日、髪の毛をカットしてもらってる時に孫の話になり、

「髪の毛も白くないですし、とてもお祖父ちゃんには見えませんよ」

と、言われました。
ヨイショされてる分があったとしても悪い気はしません。

得体の知れない喃語(なんご)を使ってずっと会話したり、
抱っこしている時の顔が見たこともないぐらいデレデレになったり、
孫に対する自分の向き方はお祖父ちゃん度高騰でOKなんです。
というか、自分からもっと上げていきたい(;^_^A
ただ、見た目はお祖父ちゃんに見られたくないのですよ、やっぱり。



髭は髪の毛と連動しませんね。
モザイクの下はシェーバーを掃除した際の髭なんですが、
鏡に顔を映した時に見える色よりも実際はもっと白い。
この一年で黒い感じがかなり消えました。
切ない・・・。
歳の進み具合はこんなところですぐ分かります。

嗚呼、イヤだ、イヤだ(笑)




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昨日は孫のお宮参り。
出生時に比べると体重は倍になりました。
二か月で200%増。
人間って凄いなぁと思います。
孫はキラキラしてます(笑)
でも、人間って成長する人ばかりじゃないんですよね。

   ・

長女と孫が退院して我が家にやってきた日は
ちょうど私の母親が介護施設から一時帰宅で戻った日でした。
生まれたばかりの曽孫(ひまご)を見せられるなんて、
こんな幸せなことはありません。
タイミングが合って本当によかったなぁと思いました。
母親は93歳で認知症は進んでいるものの、
私が息子であることはまだ理解できています。
希望の塊りのような孫を見せ、

「おばあちゃん、ほら、友絵の娘、おばあちゃんの曽孫だよ」

そう語りかけると母は

『お宅は(どちらさま)?』

と、私に訊いてきました。

自分の目の前で赤ん坊を抱いている人は息子でなかったようです。
初めてのことでこちらも戸惑いましたが現実です。
その日、母親の状態はかなり不安定で
翌朝まで私に対してずっと敬語を使っていました。

施設にいる時間の方が長くなり、
やがてそうなっていくだろうと構えてはいましたが、
いざ自分が他人として捉えられてしまったことは少なからず衝撃です。
施設に戻る頃には甦って無事“息子”になりましたが、
斑(まだら)に残る記憶も今後は加速して失っていくのでしょう。

母親は身体機能も低下してきたため
食事は補助が必要ですし、歩行も不自由になってきました。
手の掛かり方は孫と同等です。
例えば排泄の始末について言えば、
オムツの大きさが違うだけで手順は全く同じ。

人間は、生まれ、成長し、いずれ衰え、再び生まれた頃に戻っていきます。

「プロローグ」と「エピローグ」 

「成長」と「後退」 

「無垢」と「尊厳」

「未来時間」と「通過時間」

強烈なコントラストの両端にいる孫と母親。
その二人と接することが出来るって、
とても貴重なことのように思えてきました。
孫は愛おしい。
生まれた頃に戻っている最中の母親も然りです。
一時的とはいえ“他人”とされたあの日以来、
不思議なことに何故か母親をとても愛おしく感じるようになっています。



先日の北海道旅行のお話し。


今回も道東方面をぐるっと周ってきました。

女満別空港・IN 、そのあと東の知床方面に向かい、女満別・OUT。

これがいつものパターンですが、今回は知床に不義理をして南下(笑)

津別町~弟子屈町~阿寒町~鶴居村~釧路湿原~釧路空港・OUTのルート。


北海道は確かに広くて女満別~釧路もそれなりの離れ方ですが、

この二点間、実は大した移動距離ではありません。

だから、いつだって行けていたはずなのに過去30回近くになる北海道行で

阿寒より南側に目的をもって留まったのは一度だけです。

今までは敢えて避けていました。

南に降りて行かなかったのは、偏(ひとえ)に経由のポイント地になる阿寒に

さほど興味を持てなかったのが理由です。

言ってしまえば、単に以前宿泊した時のイメージが宜しくなかったから。



阿寒は団体客の迎え入れを主体に観光設計された温泉街(だと思います)。

売りは「温泉」と「阿寒湖」と「毬藻(まりも)」ですが、

一度味わったらそれ以上を見つけるのが難しい。

自然溢れる広大な北海道に来ているはずなのに人に囲まれてしまう。

だったら行っても面白くないしなぁ・・・。

ずっとそんな感じで捉えていたのです。

ところが目を向けなかった間に事情は少し変わっており、

最近は面白そうなアクティビティがたくさんあることを知りました。

それで旅程に組み入れてみました。



今回楽しんだのは阿寒川のリバーウォークです。

手ごろな価格だったので予約しましたが、これが大当たり。

実に魅力的なアクティビティでした。



ウェーダー(胴長)を装着するということだったので

水の中に入るのは分かっていましたが、

多分水辺の浅いところを歩いて進むぐらいのことなんだろうと

当初は思っていたのです。

ところが実際は大違い。

入水地点までは森の中をかなりアップダウン。

川に入ると結構な流れに足を取られ、水の威力を体感。

場所によっては腰~脇の下ぐらいの深さまで浸かる。

運が良ければ大きなニジマスが目の前に登場することもあるそうな。

森にはヒグマの通過痕跡、川辺では湧水と温泉の湧出、

それと清流ならではの野生ミントの群生などもあり、

道中、全く飽きることがありませんでした。



 
 



湧き出す温泉と川の冷水が程よく混ざった天然温熱シートに腰かけ、

湧水で淹れたコーヒーを頂きましたが、これもまた最高でした。





「この価格は凄くお得ですね」と思わず言ってしまい、

ガイドさんに『じゃ今度値上げします』と返されて大笑いしましたが、

とにかく原生感満載の良い意味で予想を裏切る面白さ。

阿寒川は想像以上に魅力的でした。

秋の紅葉期にはもっと凄い感動を味わえるのは確実。

すでにリピートしたい気持ちになっています。

現政権の戦略的構想に関連して、阿寒町もカジノ誘致の候補地として

話が動いているようですが、こんなに凄い観光資源があるのに

その必要あるのかしらね。







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Goro
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男性
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1957/06/07
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東京の下町(深川)で生まれて育ちました。ギター演奏と写真撮影が趣味。神楽坂と北海道が好きです。
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ギタリストの岸部眞明さんの音楽に出会って感化され、46歳の時からギターを弾き始めました。下記のページに録音音源をアップしています。

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